千葉県で法律相談できる弁護士をお探しの方へ
2024年11月23日時点で、弁護士広場には千葉県に対応している弁護士・法律事務所を掲載しています。
一覧からは、弁護士・法律事務所の「注力分野」や「最寄り駅」もご確認いただけます。
あなたの条件に合う、ご都合の良い弁護士・法律事務所をお探しください。
千葉県に「住まいがある」「勤め先がある」「事業を営んでいる」なら
「千葉県で弁護士に相談する」に掲載されている弁護士・法律事務所は、千葉県にお住まいの方・お勤めの方・事業を営んでいる方の強い味方です。
日常生活であまり弁護士に相談するような機会はないかもしれません。しかし、法律相談が必要なタイミングはある日、突然訪れます。
交通事故や離婚問題、借金問題をはじめ、弁護士は法律に関する様々な悩みに対応してくれます。
千葉県在住あるいはご利用の方が、法律トラブルに巻き込まれた際は、ぜひお気軽にご相談ください。
千葉県の弁護士・法律事務所の現状と法律トラブル発生の背景
千葉県の弁護士数・法律事務所数
千葉県は弁護士数が全国で9番目に多い
日本弁護士連合会(日弁連)が発行している弁護士白書2016年版によると、2016年3月31日現在、千葉県の弁護士会に所属する弁護士は751人。この数字は都道府県別で第9位に位置するものです。都道府県別の人口数では第6位の千葉県ですが、弁護士の数に関しては、それより下のランクとなっています。
弁護士数の女性率は全国で第16位
751人の弁護士のうち、女性弁護士は全体の17.2%となる129人で、その比率は大阪府と並び全国第16位と少し低めのランクです。全国で最も女性弁護士率が高いのは島根県の25.0%ですが、その要因としては弁護士数の少なさが大きいと思われます。
千葉県は成田国際空港を有し、近年はアクアラインの開通によって利便性が高まり、更に発展しています。広大な面積は東京都と神奈川県を合わせたものより大きく、平成27年10月1日時点の世帯数は2,607,079世帯となっています。弁護士数は全国第9位の多さですが、女性弁護士が占める割合は比較的低く、多様化していく司法サービスへのニーズに応えるための体制としては充分と言えないでしょう。
千葉県は法律事務所数が全国第9位!
また、千葉県の法律事務所数は361事務所で、国内総数16,422の約2.2%にあたる数です。この事務所数は全国で9番目に多く、弁護士数の順位と等しいランクに位置しています。
1法律事務所あたりの弁護士数を計算すると2.08人で全国平均の1.76人を上回っており、都道府県別で見ると第4位という高い順位になります。2人以上の都道府県は全国で9つしかないため、この点は良いと言えるでしょう。
千葉県の人口に対する弁護士充足率は低め
各都道府県の弁護士が足りているか、司法サービスを提供する環境の充足度を示す指標として「人口1万人あたりの弁護士数」という統計があります。
千葉県の人口1万人あたりの弁護士数は1.21人。これは全国平均の1.68人を大きく下回るものです。都道府県別の順位としては第25位となります。
千葉県は弁護士数・法律事務所数においては全国で9位に位置する多さのため、恵まれている環境のように思われますが、人口1万人あたりに換算した弁護士数に関しては、全国平均より少なく、弁護士充足率という点では不充分と言えます。一方で、1法律事務所に所属する弁護士数は全国で4番目に多いというデータがあります。これは弁護士数と事務所数の相関で高い値となっているわけで、充足率という面で見ると、やはり千葉県の司法サービスの環境は充分であると言えないでしょう。
千葉県は人口が全国で6番目に多く、増加傾向にある
千葉県の人口数 6,224,027人(2017年10月1日国勢調査)は全国で6番目に多く、僅かながら前年(6,197千人)より増加しています。特に北西部には人口が集中しており、東京都と接する地域にはニュータウンなどの開発が進んでいます。また、県内には「イオン」の系列企業が多く存在し、幕張新都心エリアには人気の大型ショッピングモールがあります。昔から農業、漁業が盛んですが、京葉工業地域では重化学工業が発展しており、経済規模も大きい県です。こういった環境で弁護士へのニーズも高いため、今後さらに司法サービスを取り巻く環境が充実していくことが期待されます。
千葉県の民事法律相談の現状
ここまでは弁護士数・法律事務所数を通じて千葉県の司法サービスの充実度・環境を見てきました。ここからは、千葉県のみなさんが、実際にどんな法的トラブル・悩みを抱えているのかをチェックしていきます。
まずは、千葉県で起きている民事事件の現状を知るため、日本司法支援センター・法テラスが公開している統計情報から、平成27年度の「代理援助事件の事件別内訳(民事法律扶助)」を見ていきましょう。
代理援助・民事法律扶助の意味
法テラスのWEBサイトで、「民事法律扶助」とは下記のように説明されています。
民事法律扶助業務とは、経済的に余裕がない方が法的トラブルにあった時に、無料で法律相談を行い(「法律相談援助」)、弁護士・司法書士の費用の立替えを行う(「代理援助」「書類作成援助」)業務です。(総合法律支援法第30条第1項2号)
今回見ていく統計「代理援助事件の事件別内訳(民事法律扶助)」とは法テラスが実施する無料法律相談を受け、実際に弁護士・司法書士の費用立替えを受けた事案の数を、事件内容別にカウントしたものです。
実際には、法テラスを利用していない法的トラブル、法テラスの無料法律相談を利用したものの代理援助は利用しなかったケースなどもあるはずですが、割合としては千葉県における司法サービスの実際の利用実態に近い数字が確認できるはずです。
千葉県の法テラスにおける代理援助の実施状況
千葉県の法テラスにおける代理援助の実施状況は以下の通りです。
千葉県の交通事故発生数
自動車保有数に比例して交通事故が多い千葉県
自動車の運転は、私たちの日常生活の中で最も法律の問題にぶつかりやすい行動のひとつです。千葉県の民事事件の発生状況に続いては、県内における交通事故の発生状況を見てみましょう。
「平成28年警察白書」によると、千葉県の道路交通事故の発生数は18,650件。この数は全国ワースト9位というランクになります。
また、一般財団法人自動車検査登録情報協会自動車が発表している都道府県別の自動車保有台数を見てみると、千葉県の自動車保有台数は3,614,203台(乗用車,貨物車,乗合車,特種(殊)車,二輪車の合計台数)。この台数は全国で7番目の多さとなります。
各都道府県における交通事故の発生数は、当然のことながら人口数や自動車保有台数と一定の相関が出ると考えられますが、千葉県の人口は全国6位であるため、その関係がある程度確認できる結果となりました。
こうした周辺状況を考慮しても、千葉県は交通事故の発生リスクが高い地域であると言えるでしょう。
人口1人あたりの自動車保有台数は全国で7番目に少ない
交通事故の発生数・自動車の保有数が多いということで交通事故の発生リスクを高めていると言えます。ここで、県民の自動車利用への関与度を測る間接的な指標として、人口ひとりあたりの自動車保有台数を比較してみます。
千葉県の県民1人あたりの自動車保有台数は0.58台。この台数は都道府県別で7番目に低い値となっています。ちなみに、もっとも少ないのは東京都、次は大阪府です。
なお、全国平均は1人あたり 0.64台です。自動車の保有台数という点では全国で7番目の多さとなっていますが、県民1人当たりに換算すると意外にも低い値になります。千葉県は県の面積がとても広く、特に、県央部、県南部などは自動車がないと生活に不便を感じることも多いように思われますが、神奈川県、埼玉県と同じように電車、バスなどの交通網が発展しているため、広さから想像するほど車を利用する必要性が高くないことが考えられます。/p>
しかしながら、自動車の保有数そのものはとても多く、道路交通事故の発生数は全国ワースト9位という状況です。千葉県は人口、自動車保有数のいずれも多く、交通事故による死者数を調べると年間180人で、愛知県、大阪府に次ぐ全国ワースト3位に位置しているのです。全国で3番目に交通事故による犠牲者の数が多いということは県民の安全な生活を考えたとき、非常に大きな問題と言えます。ドライバーにとっては、日々の安全運転への心がけはもちろん、万一事故を起こした場合・巻き込まれた場合に、どう対応するべきなのか、有事の対応をよく理解しておくことが、リスクヘッジとして重要です。
千葉県の犯罪・刑事事件
千葉県の刑事事件発生数と事件内訳
民事事件・交通事故に続いては、よりダイレクトに法律へ触れる行為、千葉県の犯罪・刑事事件の発生状況を見ていきましょう。
警察庁の統計資料によると、平成27年の千葉県の検挙件数は以下の通りです。
千葉県の刑法犯の検挙件数 総数は、17,799件。
千葉県の刑法犯の検挙件数は、47都道府県中で第7位に位置する多さです。人口数が全国で6番目に多い千葉県ですが、残念なことに刑法犯の検挙数もそれに近いランクとなるほど多いようです。
千葉県では窃盗事件が非常に多い
千葉県の総検挙数17,799件のうち、66.8%を占める11,892件は窃盗事件による検挙です。
窃盗犯が占める割合が高いのは全国的な傾向ですが、その割合は平均63.2%です。千葉県の窃盗犯が占める割合66.8%はそれを上回っており、県民にとって深刻な問題と言えます。
千葉県の法的問題解決・リーガルサービスの現状と課題
ここまで、千葉県の弁護士・法律事務所の現状と法律トラブル発生の背景を、様々な統計情報を元に見てきました。
千葉県の法的トラブル発生リスクは高い
経済的な面で見ても法的トラブルの発生リスクが高い
千葉県における法的問題解決・リーガルサービスの周辺は、増加し続ける人口の多さ、多重債務などの社会問題が大きく影響しているようです。
民事事件・交通事故・刑事事件などによる法的トラブルの発生リスクは高く、東京のベッドタウンとして住宅地の開発も進み、人口もわずかながら増加しているなか、千葉県の人口1万人あたりの弁護士数は全国第25位と低めの値です。そのため、現時点の弁護士数・法律事務所数ではけっして充分とは言えません。経済活動も盛んな千葉県ですから、今後さらに法律相談・法的トラブルへの対応能力を上げていく必要があるでしょう。
全国第16位という所属弁護士の女性比率は全国平均は超えていますが、ビジネスが高速化・複雑化し、ライフスタイルの多様化が進んだ現代においては、充分でないと言えるでしょう。
千葉県には成田国際空港、ディズニーリゾート等があり、国内外から多くのひとが訪れています。ニュータウン開発も進み、第1次、第2次、第3次産業のいずれも発展し、経済活動も盛んな土地です。しかし、県の北西部と東南部で人口増減率が大きく異なり、県南部、特に南房総地域では過疎化が進むなど、人口減少が大きな問題となっています。経済的な面で見てもエリアで大きく異なるようです。全体として見ると、千葉県は全国平均に比べて30~40歳の人口割合が高く、働き盛り世代が多く暮らす土地です。一見、活気があり良いことのように思われますが、この世代は住宅ローンなどを抱え、子育てにかかる費用も大きいことから経済的な余裕が少ないと考えられます。県土整備部都市整備局建築指導課が発表した「平成26年 新設住宅の着工状況」によると、着工戸数は47,434戸で、前年に比べ690戸(1.5%)増加しています。都道府県別では第6位という高いランクに位置しています。「資金別」のデータを見ると、公営、住宅金融支援機構、都市再生機構など公的資金による住宅建設(戸数)は前年より12.8%減少していますが、民間金融機関の長期ローンなど民間資金によるものは前年より3.5%増加していました。このように新設住宅が増え、人口も増加している千葉県ですが、住宅ローンを抱える世帯も多く、多重債務問題を抱える人も少なくないというデータがあります。総合的に見て、千葉県において法的トラブルが発生するリスクは決して低くないと言えます。
相談したい分野に強い弁護士・法律事務所か、よく吟味しよう
相談者にとっては、自分の悩みに合う、相談したい分野に強い弁護士・法律事務所かどうかが弁護士選びにおいてとても重要な要素となります。
刑事事件はもちろん、離婚や遺産相続、債務整理であれ、人が法律の壁にぶつかる時というのは、その人の人生を左右するような重要なタイミングだと言えます。人生最大のピンチを迎えた時、法的トラブルへの対応を任せる以上、弁護士を自らの吟味なしに選ぶことは後悔を生む可能性があります。自分の相談したい内容・分野に強く、自分が置かれている状況を充分に相談できる、信頼のおける弁護士に依頼するのが理想です。
弁護士にも、人によって得意な分野・不得手な分野がある
弁護士は、司法試験を通過したという一点では誰でも同じですが、弁護士としての実務能力は、各人のキャリア経験・性格や考え方により、一人ひとり違っています。
通常、債務整理を多く扱っている弁護士が、離婚問題の解決にも強いとは限りません。弁護士ごとに得意な分野もあれば不得手な分野があるのです。
千葉県での法律に関する悩みは、内容にあった弁護士に相談を
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